マッチングサイトで童貞っぽい男を誘ったら思わぬハプニングに…
いたずら心
私が、出会い系で見つけた男性にメッセージを送ったのは、ほんのいたずら心だった。
相手の名前は洋祐。眼鏡をかけていて、見るからに女性にモテない感じで、きっと童貞だろう。からかってやろうという、いたずら心がきっかけだった。
案の定、洋祐からは女性経験が少ないという答えが返ってきた。
私は、洋祐に気があるふりをしてメッセージを送り、彼をドキドキさせようとしたのだ。すると、洋祐から会いたいというメッセージが届いた。
ドライブでもいかないかというもので、断ろうかと思ったのだが、退屈だったし、彼の誘いにのることにした。ドライブでもしラブホにでも入ろうものなら、その場で下ろしてもらえばいいのだ。
私は、ただでドライブができると了承した。
アクシデント
実際に会ってみた洋祐は、写真よりはまぁまぁで、私は満足だった。
ドライブでは、観光地として人気の箇所を回り、途中でソフトクリームを食べた。そのときに気がついた。洋祐の視線が私の口許ばかりを見ていることに。
そして、車に乗っているときも彼の視線は何度か私の太ももを見ていた。おそらく、彼のなかでは私は性の対象として見られているのだろう。
もうすぐドライブも終わるし、ちょっとからかうぐらいは大丈夫だろうと思い、信号待ちをしているときに彼に質問した。
「女性経験は?」
洋祐は、小さな声で一人だけと呟いた。それも、最後までちゃんとできなかったらしく、女性の裸もよくは覚えていないらしい。
「私と、したい?」
聞くと、洋祐がドキッとしたように私を見た。予定では、ここで冗談というはずだったのだが、あるアクシデントがあった。
急に車の動きが悪くなり、なんとか人がいないところまでは動かせたが、途中から全く動かなくなり、2人で車を押して駐車場へと運ぶことにした。
と、大粒の雨が降ってきて、私も彼もびしょ濡れになった。
なんとか車を停めて中に乗り込むと、洋祐の視線が私の胸元で止まった。雨に濡れて、Tシャツが透けたために、ブラや谷間がはっきりと見えていたのだ。
私は慌てて手で胸元を隠し、洋祐を見た。雨で濡れた眼鏡を外した彼は、なんだかとても色っぽく見えて、顔を近づけられても、嫌だとは思わなかった。
キスをしても、深く舌を絡めても、嫌悪感は沸いてこなかった。やがて、シートが倒されて、彼の手が私の服を脱がし始める。
雨のカーテンの中で
雨の音が響くなか、洋祐の手がTシャツをたくしあげ、ブラを外す。そして、露になった私の胸を夢中でまさぐり始めた。乳首を吸いながら、両手で乳房を揉みしだく。
やがて、彼の舌はゆっくりと下へと下がっていった。
「ここ、見てもいいですか?」
聞かれて頷くと、彼の指が慎重な手つきでストッキングと下着をずり下げ、スカートの中へと頭を入れる。
至近距離で見られているのだと思うと、恥ずかしくて仕方がなかったが、内股にキスをされながら、指で弄られ、その刺激に息が漏れた。
たどたどしい指の動きが、逆に敏感な部分にもどかしさを感じさせ、私は腰を淫らに捩らせ、彼に先を促した。早く挿入してほしくてたまらなかったのだ。
洋祐は、興奮したようにズボンの前を寛げると、夢中で挿入してきた。
「あっ。そんなに、強くしないでっ」
「ご、ごめん」
私の声に驚いた彼が、僅かに腰を引き、動きが止まってしまった。仕方なく、私は洋祐を抱き寄せると、彼の身体を揺すった。
「もっと、ゆっくり。慌てないで」
「は、はい。あ、すごい。締め付けてくる」
だんだん2人とも興奮してきて、互いに夢中で求めあった。
雨のカーテンに周囲を守られ、周囲に知られる心配はなかった。
「あっ、あぁっ」
洋祐がだんだんコツをつかんできて、私の腰を激しく打ち付ける。グチュグチュと卑猥な音を立てながら貫かれ、私は背中を何度もバウンドさせながら喘ぎまくった。
洋祐は、女性経験が少ない分、加減を知らない。だが、その力強さが、私をたまらなく感じさせるのだ。
全く興味などなかった男を、ちょっとからかってやろうと思って、まんまとはまったのは私の方だった。
「そろそろ、修理、頼みましょうか」
ハッと我に返った洋祐が身体を起こそうとする。私は両手を伸ばし、彼の身体を抱き寄せると、その耳元で、
「まだいい」
と囁いた。
そして、再び車内には甘い声が響いた。
キスマークを肌のあちこちに残され、互いの唾液や精液で濡れた身体を絡めあいながら、雨がやむまでセックスは続いた。
雨が終わった後は、洋祐から離れられない身体になっている自分を感じた。
「また、会ってくれる?」
こんなことを言う自分が信じられなかった。だが、また洋祐に会いたいという気持ちが強くなったのだ。
「もちろん。今度は、もっと、いろんなことがしたい」
洋祐の指が、まだ下着をつけていない私の下肢へと潜り込み、再び熱をあげようと蠢き始めた。
私は、目を閉じると、黙ってシートへと身を預けるのだった。洋祐の重さが、たまらなく身体を熱くしていく…。